吉見町の外壁塗装の費用相場は？おすすめ業者もピックアップ！

吉見町の外壁塗装事情

埼玉県のほぼ中央に位置する吉見町は、自然の多さと暮らしやすさが調合したまちで、県内有数のイチゴの産地でもあります。そんな吉見町の外壁塗装の費用相場は、埼玉県の他の地域と変わらない60〜100万円です。

ここでは吉見町でおすすめの塗装業者ランキングと、「無機塗料」についても紹介します。

外壁塗装業者に「無機塗料」を勧められたら？

無機塗料とは

外壁塗装に使われる塗料は、主に「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」という4つの成分からできています。

• 顔料…色を付ける成分
• 樹脂…塗膜を作る成分
• 添加剤…防カビ材やつや消し材など、特殊な機能を付加する成分
• 溶剤…塗りやすくするための希釈材。水やシンナーなど

塗膜を作る成分である「樹脂」に何を用いているかで、有機塗料と無機塗料に分かれます。

有機塗料

現在使われている外壁塗料のほとんどは、有機塗料です。樹脂にはアクリルやウレタン、シリコン、フッ素などが使われています。これらは石油などの炭素を含む有機物を主成分として使用しています。
この成分が紫外線で分解されることで塗膜が劣化し、色褪せやチョーキングなどが起こります。

無機塗料

一方無機塗料は、樹脂に鉱物やレンガ、ガラスなど炭素を含まない無機物を使った塗料です。ただし、無機物だけでは固すぎて塗料として成り立たないため、有機塗料を混ぜ合わせて作られています。
無機物自体は紫外線で劣化しないため、無機塗料は有機物を多く含む有機塗料よりも耐久性が高くなっています。

メリット

耐候性が高い

ガラスや陶器をイメージすればわかる通り、無機物自体は非常に長持ちします。劣化しにくく、フッ素塗料を超える耐候性があるといわれています。

汚れにくい

親水性が高いので、表面に汚れが付着しても汚れを浮かせて雨水で洗い流す特性があります。また静電気が起きにくいのでほこりなどのゴミがつきにくく、カビ、コケ、藻などの発生を抑えられます。

燃えにくい

無機物は不燃性なので燃えません。ただし配合している有機塗料が不燃性ではないため全く燃えないわけではないですが、有機塗料に比べると燃えにくいです。

デメリット

価格が高い

無機物の値段が高いため、一般的な有機塗料よりも価格が高い傾向があり、フッ素塗料よりも高くなります。

ひび割れしやすい

塗膜が固いため、外壁表面がひび割れすると塗膜も一緒にひび割れを起こしやすいです。

高い技術が必要

無機塗料の高い耐候性は、一定の厚みで塗装する技術が必要です。経験豊富な塗装業者に依頼しましょう。

代表的な無機塗料

日本ペイント

アプラウドシェラスターNEO
ハナコレクション500コート

関西ペイント

ムキフッソ
アレスシルクウォール

エスケー化研

スーパーセラタイトF
セラミタイトペイント

無機塗料を選ぶ際の注意点

無機塗料は無機物の配合量に規定がないため、少しでも含まれていれば無機塗料とうたっているメーカーもあります。
先に挙げた大手メーカーの塗料を使っているかが安心ポイント。また現在主流の塗料はシリコン塗料です。
さらに、無機塗料は壁によって塗ることができないものや相性の良くないものがあります。
以下の場所・素材については、無機塗料が使用できないことがあるため注意しましょう。

①屋根

屋根は直射日光が当たる場所です。屋根材によっては熱の影響で伸び縮みするため、固い塗膜を持つ無機塗料はひび割れしやすくなります。

②ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は金属材のため熱の影響を受けやすく、伸縮します。そのため、①の屋根と同じ理由で無機塗料がひび割れてしまうことがあります。

③モルタル

モルタルはひびやクラックが入りやすい外壁材です。壁材にひびが入ると、弾性の無い無機塗料の塗膜にもひびが入り、雨水などが浸入する原因になります。

④窯業系サイディング

窯業系サイディングは蓄熱しやすい外壁材です。劣化したシーリングなどから入り込んだ水分が蓄熱によって水蒸気になり、柔軟性の低い無機塗料の塗膜を剥がしてしまいます。

⑤塗装が出来ない難付着サイディング

難付着サイディングとは、製造段階で既に光触媒やフッ素などのコーティングがされたものです。これらは塗料の密着がよくないため、無機塗料を塗布しても早々に剥がれてしまいます。