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外壁の劣化が雨漏りの原因になる！？

「雨漏り＝屋根（天井）からするもの」と考えていませんか。

もちろん屋根からの雨漏りもありますが、実は雨漏りの原因で一番多いのが、外壁からの雨漏りです。

屋根と外壁の雨漏りの違い

屋根はもともと雨をしのぐための仕様になっているので雨漏りには強く、もし雨漏りをしても天井に雨染みができるのですぐに気がつきます。そのため対処も早く被害が少なくてすみます。

一方、外壁の雨漏りの場合、雨水が垂直に降りてくるため壁に雨染みが出にくく、気づくのが遅くなる傾向があります。そのため外壁内部に雨水がどんどん入り込み、柱などの躯体部分を腐食させていき、被害が大きくなってしまうのです。

外壁の雨漏りの原因は

外壁からの雨漏りの原因は「外壁の劣化」です。

具体的には

• 外壁のひび割れ、剥がれ
• 外壁の塗膜劣化による防水機能の低下
• サイディングの目地のシーリング材の劣化
• サッシまわりのシーリング材の劣化

などがあります。

点検や修理依頼の目安

①外壁のひび割れ、剥がれ

外壁材に幅1mm以上のひび割れが生じていたり、塗装が剥がれていたりする場合には、そこから雨水が入り込む可能性があります。また、塗膜にだけひびが入っている時には塗料の劣化が考えられます。

②外壁の塗膜劣化による防水機能の低下

外壁の一部だけが変色・退色していたり、カビやコケが生えていたりする場合、塗料の劣化が考えられます。外壁の防水機能が低下すると、外壁材に雨水が染み込んで雨漏りが発生します。この場合、すでに外壁内部の木材に雨水が浸透している危険性があります。

③サイディング目地のシーリング材の劣化

サイディングの目地を埋めているシーリング材は外壁材よりも劣化が早く、雨漏りを引き起こす原因となりやすいです。シーリングの痩せやひび割れは劣化の初期症状です。

④サッシまわりのシーリング材の劣化

サッシ周りにもシーリング材が充填されています。こちらも痩せやひび割れがあると雨漏りの原因となります。

これらの症状を放置しておくと雨漏りで家自体の寿命が縮んでしまうので、塗装を始めとしたメンテナンスが大事になります。

外壁塗装業者の中には雨漏り診断ができる業者もあります。多くは無料で対応してくれるので、少しでも気になるようであれば相談してみましょう。

雨漏りの応急処置として、以下の方法があります。いずれも高い場所で作業することは危険ですので止めましょう。

①壁をブルーシートで覆う

雨水がどこから入っているのかわからなくても、壁全体を覆うことで一時的に雨水の侵入を防げます。風にあおられてめくれないように、壁に沿ってしっかりと固定しましょう。

②防水テープで塞ぐ

雨水の入ってくる場所がわかる場合には、防水テープで塞いでしまいましょう。接着面が濡れていると剥がれてしまうため、乾いている時に行います。

外壁塗装業者の中には雨漏り診断ができる業者もあります。多くは無料で対応してくれるので、少しでも気になるようであれば相談してみましょう。