外壁塗装DIYについて詳しく解説しています。

外壁塗装ってDIYでできるの?

外壁塗装をDIYで行うと聞くと、DIYが趣味の方にはとても魅力的に感じられるかもしれません。

しかし、家庭用の家具と同レベルで考えていると、外壁塗装では失敗するリスクが高くなります。

ここでは、外壁塗装をDIYするメリット・デメリットやいくらぐらいかかるのか、よくある失敗、外壁塗装を安く済ませる方法などを詳しく解説します。

最終的にDIYすべきかどうかもまとめましたので、外壁塗装をDIYするかどうか検討している方はぜひご覧ください。

外壁塗装をDIYするメリット・デメリット

外壁塗装をDIYで行うメリットは、以下の2つです。

DIYのメリット

①費用が抑えられる
外壁塗装の範囲によっては用意する道具や材料が少なく済み、費用を抑えられます。
また、仮に30坪の住宅の外壁塗装をすべてDIYで行ったとしても、かかる費用は50~60万円ほどで済み、業者に依頼した場合のおよそ半額程度です。
②好きなタイミングで実施できる
DIYであれば、自分の好きなタイミングで外壁塗装を行えます。
業者との打ち合わせやリフォームローン利用時の審査などに時間をかけずに済み、とても楽です。

一方、デメリットは以下の通りです。

DIYのデメリット

①失敗することが多い
外壁塗装は、ただ単に塗料を塗るだけではありません。
塗料の機能を落とさず、美しく仕上げるには技術が必要です。
素人が何の経験もなく行うと、ムラがでたり、表面が凸凹したりして、美しい仕上がりにならずに失敗することが多いでしょう。
②品質が落ちる
塗料は色を付けるだけではなく、さまざまな機能で外壁を守っています。
塗料の機能を最大限活かすためには、下地処理や塗料の希釈、塗り方など専門知識が必要ですが、それらを知らずに塗ってしまうと塗料の耐久性が落ち、早期剥離を招いたり、外壁材を守り切れなかったりします。
③ケガなど工事中の事故
厚生労働省が発表している令和3年の建設業における労働災害による死亡者数・死傷者数では、死亡者数288名、死傷者数は16,079名です。※厚生労働省発表「令和3年労働災害発生状況の分析等」より
原因としては墜落・転落が最も多く、死亡者数110名、死傷者数4,869名。死亡者数は全体の約38%、死傷者数は約30%に上ります。
プロでも3割以上の方が墜落・転落していることを考えれば、素人が同様の理由でケガするリスクが高いことは想像に難くありません。

令和3年労働災害発生状況の分析等について、詳しくはこちらをご覧ください。

厚生労働省発表「令和3年労働災害発生状況の分析等」
④時間がかかる
業者に依頼した場合は2週間程度で済む外壁塗装ですが、DIYで行うともっと時間がかかる可能性が高いです。
「平日は仕事があるため、週末だけ使って少しずつ進める」としても、週末が必ず晴天とは限らず、業者同様にしっかり3回塗りする場合は1〜3か月、雨天が続いた場合はもっと長くかかります。
⑤近隣トラブル
「しっかり養生をしていなかったため、隣家の壁や車に塗料が飛んでしまった」「ハシゴで高所に上っているのが危なくて見ていられない」など、近隣トラブルが発生することも多いです。
⑥最終的に高額になることがある
「DIYで失敗したため、結局業者にやり直してもらった」「ハシゴから落ちて通院費用がかかった」「隣家への塗料飛び散りによって賠償金が発生した」など、安く済ませるつもりが最終的に業者に依頼するよりも高額になってしまう場合があります。

外壁塗装をDIYする場合、いくらぐらいかかるのか

外壁塗装をDIYする場合、いくらぐらいかかるのか

外壁塗装をDIYで行う場合、道具をそろえる必要があります。

ここでは、最低限必要な道具の費用を一覧表でまとめました。

洗浄 高圧洗浄機 10,000~20,000円
ブラシとバケツ 1,000円
足場※ しっかりしたビケ足場 約250,000円
養生 マスカー※ 約250円
ガムテープ 100円
補修 コーキング剤 200~700円(300ml)
塗装 下塗り塗料 4,000~11,000円(15kg)
中・上塗り塗料 商品やグレードにより異なる
刷毛 200~500円
ローラー 約3,000円
サンドペーパー 150円

足場は専門業者に設置を依頼しましょう。家庭用の脚立やハシゴで行うと大変危険です。

マスカーとは、ビニールシートとマスキングテープが1つになったものです。

上記の表で一番安いものを用意したとして268,900円。これに中塗り・上塗り用の塗料代が追加されます。

さらに、安全面を考慮してヘルメットやマスクなどの用意も必要です。

外壁塗装をDIYした時によくある失敗

外壁塗装をDIYした時によくある失敗
塗料がすぐに剥がれてきた
下塗り塗料をしっかりと塗らなかった場合や下地処理が不十分だった場合、使う中塗り・上塗り塗料専用の下塗り材を使用しなかった場合に起こります。
また、ホームセンターなどで販売されているDIY用の塗料は、業務用と比較して耐久性が劣るため耐用年数が短くなる傾向にあります。
そのほか、塗料メーカーの規定通りの厚みで塗らないと塗り残しやムラが発生してしまい、早期剥離の原因となります。
ケガをしてしまった
DIYで外壁塗装を行う場合、専門業者に足場をしっかり組んでもらえばまだ安心ですが、自分だけで行おうとすると、本来なら足場を組むような高い位置はハシゴで行うことが多くなります。
家庭用の脚立やハシゴは思っているよりも安定が悪く、作業中に落下するなど事故が起きるリスクがあります。
ハシゴから落ちて骨折したり、ケガのために仕事に行けなくなったり、といった失敗が多いです。
塗料で周囲を汚してしまった
業者が外壁塗装を行う時は、近隣の車や自転車などもしっかり養生しますが、DIYの場合はおろそかになりがちです。
塗料が付いてしまった場合はその弁済費用も自分で負担することになり、数十万と思わぬ高額になることがあります。
また、ペンキを倒して地面を汚してしまうこともよくあります。
時間がかかりすぎた
DIYが好きな方にとって、外壁塗装は大きな作業で魅力的にうつるかもしれません。
しかし、週末にしか作業できず、1か月たってもなかなか進まない状況に疲れてしまったり、飽きてしまったりするケースは多いです。

外壁塗装を安く済ませる方法があるって本当?

安価ですませるためにわざわざリスクを冒して外壁塗装をDIYで行わずとも、業者に依頼してかつ安く済ませる方法があります。

各自治体では、外壁塗装に補助金や助成金を設定していることがあります。

これには、「施工前に申請する」「遮熱塗料を使用する」など一定の条件がありますが、費用負担が軽くなるためぜひ一度調べてみましょう。

また、台風や豪雨などによる被害がある場合、火災保険を利用できれば負担額が減る可能性もあります。

火災保険について、詳しくはこちらをご覧ください。

外壁塗装の費用を抑えるコツ~補助金、住宅ローン控除、火災保険が適用される条件~

結局、外壁塗装はDIYできる?やめておいた方がいい?

外壁塗装をDIYで行うと、一見費用を安く済ませられるように感じるかもしれません。

しかし、DIYには多くのデメリットがあり、最初から業者に依頼するよりも最終的に高くついてしまうことがあります。

また、DIYが趣味で「自分はプロ級だ」と自負する方でも、外壁塗装の専門知識を持つ方は少数だと思います。

さまざまなリスクを回避し、建物を守るために、外壁塗装は業者に依頼することをおすすめします。

ケントリファイン

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