坂戸市の外壁塗装の費用相場は？おすすめ業者もピックアップ！

外壁塗装の基本「3度塗り」について

外壁塗装は、DIYのペンキ塗りのように1回塗って終わりではありません。基本は3度塗り＝下塗り・中塗り・上塗りを行います。

下塗り

下塗りは、以下の目的で行われます。

• 経年劣化によって傷んだ外壁材の補修
• 中塗り・上塗り塗料との接着をよくする

下塗りの塗料を外壁材に定着させるために、事前に下地の高圧洗浄や補修工事などの下処理が行われます。

下塗り塗料には、下記の機能が求められます。

• 下地の凹凸などの修正
• 中塗り・上塗り塗料が外壁材への染み込むことを防止する
• 仕上がりをキレイにする

外壁材によって適切な下塗り塗料は異なります。

さらに、中塗り・上塗りで使用する塗料との相性も重要です。塗料によっては、下塗りで使用するものが指定されている場合もあります。

費用を抑えるために、下塗りを省いたり、とにかく1番安い塗料を使うよう依頼したりすることは避けましょう。

下塗りをおろそかにすると、数年以内に中塗り・上塗り塗料が外壁材から剥がれてしまうなどトラブルが発生することがあります。

中塗り

下塗りの次に、仕上げの1度目として塗るのが「中塗り」です。中塗りは、通常上塗り塗料と同じ仕上げ用の塗料を使うため、「上塗り2回」と表現することもあります。

中塗りは、以下の目的で行われます。

• 上塗りを美しく仕上げる
• 塗料が持つ性能を発揮させる

中塗りを行うことで、塗りムラをなくします。さらに、雨や風、紫外線から外壁を守るための塗膜を形成します。

この段階では、下塗り塗料が透けて見えることもあります。

中塗り・上塗り合わせて1回ではダメなの？

「同じ塗料を使うなら、1回で厚く塗ればいいのでは？」と思う方もいるかもしれません。

しかし、塗料は粘度があるため、厚く塗ると塗りムラができてしまいます。

また、多くの塗料は2回塗ることを前提として作られています。「決められた乾燥時間」を守って「決められた量」を2回塗ることで、防水性や遮熱性、防汚性などの性能が発揮できるようになっているのです。

※最近では、中塗り不要の塗料もあります。

上塗り

最終工程で塗るのが「上塗り」です。通常、中塗りと同じ塗料が使われます。

上塗りは、以下の目的で行われます。

• 外壁塗装を美しく仕上げる
• 塗料が持つ性能を強化する

基本的には中塗りと同じですが、それぞれを強化します。

上塗りによって、中塗りの気泡やムラがなくなりきれいな外壁に仕上がります。また、外壁塗装の本来の目的である塗料の性能を十分に発揮できるようになります。

中塗りと色を変えてもいい？

基本的には中塗りと同じ塗料を使いますが、色を変えることで外壁のイメージを変えることもできます。しっかり上塗りできているかどうか確認しやすいため、「手抜き工事の防止」にもなります。

ただし、この場合は以下のリスクがあります。

• 経年劣化などで上塗りが剥がれた時、違う色が出てきてしまう
• 塗料代が余計にかかる
• 別の色を用意するために在庫塗料を使ったり、顔料を混ぜて使用したりすることで耐久性が落ちる場合がある
• わずかではあるが中塗り塗料の色が透けるため、見た目の色が変わる

優良業者に依頼すれば手抜き工事をされることはありません。

上記リスクを避けるために、中塗りと上塗りは同じ塗料を使うことをおすすめします。

4度塗りになるケース

基本は3度塗りと書きましたが、4度塗りが行われる場合も稀にあります。

この場合、プラスされる1回は下塗りです。下塗り2回、中塗り1回、上塗り1回の計4回になります。

下塗りを2回行う理由は、外壁の劣化が進んでしまっている場合に1回の下塗りでは接着効果が上がらないことが挙げられます。

塗装業者の選び方

また3度塗りならどこでも安心ともいえません。

塗料メーカーは3度塗りをすることで、その塗料が耐久性を最も発揮するように作っています。そのため塗料メーカーの定めた希釈率や乾燥時間をしっかり守ることが重要になるのです。

4度塗りにする判断や、塗料を正しく使いこなすには、経験豊富で技術力のある塗装業者に依頼することが大切です。