外壁塗装屋根塗装を同時にやった方が良いかについて詳しく解説しています。
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  2. 外壁の塗り替えをするべき時期や症状を徹底解説!放っておくとどうなるの?
  3. 外壁塗装と屋根塗装は同時にやったほうがいい!その理由とは?

外壁塗装と屋根塗装は同時にやったほうがいい!その理由とは?

外壁塗装と屋根塗装は同時に行う人が多くいますが、それには理由があります。

同時に行うメリットとともに、さらに一緒に行うことでお得になるリフォームについて紹介します。

またどんな状態になったら塗り替えればいいのか、塗り替え時期の緊急度と塗料の耐用年数についても解説します。

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う人が多いですが、それには理由があります。同時に行うと以下のような様々なメリットがあるのです。

①費用の節約になる
外壁や屋根の塗装工事を行うには必ず足場を組む必要があり、それだけでおよそ20万円程度の費用がかかります。8〜15年周期で行われるそれぞれの塗り替えを別々に行った場合、例えば新築で家を建ててそこに暮らす何十年かの間に、それぞれを1回ずつ行った場合でも足場代だけで40万円、2回ずつ行うと80万円、3回ずつ行う都120万円かかるのです。これを同時に行えば半額で済むことになります。これだけでずいぶん費用の節約になりますね。
②塗装のバランスが保たれる
屋根と外壁の塗装の時期がズレてしまった場合、例えば外壁を塗り替えた直後は、壁は新品のようでも屋根は経年劣化した状態です。逆もまたしかりで、せっかく屋根を美しく直しても壁がはがれていたりひび割れが入っていたりすると、お金をかけてリフォームしたメリットも半減し、塗装のバランスも取りづらくなります。
③全体的な美観を取り戻せる
屋根と外壁を同時に塗り替えた場合、仮に家の中の設備や内装に何らかの経年劣化が起こっていたとしても、外観は新築のようになります。家に帰るときに我が家が見えてくるとうれしくなりますよね。また、一度時期を合わせるとその後も同時期に行うこと見据えた塗り替えができるので、10年前後に一度新築気分を味わえることになります。

屋根塗装と外壁塗装の塗料は変えるべき?

屋根塗装と外壁塗装の塗料は変えるべき?

屋根塗装と外壁塗装の時期を合わせるには、塗料を同じ種類にものにしたほうがいいのかな?と思いがちですが、実は違います。というのは、外壁よりも屋根のほうが紫外線の影響を強く受けるため、早く劣化することが多いからです。そのため、基本的には外壁よりも屋根のほうを、グレードが高く耐久性も高い塗料にしたほうがよいと言われています。

ただし、それも日当たりや住んでいる地域の気候などによって左右されますので、一概には言えません。塗料を決める際には、その地域に精通している塗装業者とよく相談して決めることをおすすめします。

外壁塗装と屋根の塗替え時期【緊急度順】

外壁塗装と屋根の塗替え時期を緊急度順にまとめました。

外壁塗装

緊急度 判断箇所 症状 状態
危険度 コーキング ひび割れが発生し、中が見える
  • 紫外線により劣化している
  • 水が入りやすい
危険度 外壁材 サッシ下にひび割れが発生している
  • 塗料の劣化
  • ヘアークラックでも雨を伝って水が入りやすい
危険度 外壁材 釘周りやモルタルのひび割れ(クラック)がある
  • 0.3mm程度のヘアークラックなら塗料だけの劣化
  • それ以上のクラックなら外壁材の劣化
危険度 コーキング 左右に隙間がある
  • 紫外線により劣化している
  • 水が入りやすい
危険度 外壁材 日当たりの良い部分で色あせや細かいひび割れがある
  • 塗料の耐用年数が切れている
危険度 外壁材 外壁の日陰部分にカビ・コケ・藻が発生している
  • 塗料の防水機能や耐久性が低下している
危険度 外壁材 チョーキング(指に粉がつく)が起きている
  • 塗料の耐久性が低下している
危険度 コーキング 細かいひび割れがある
  • 紫外線により劣化している

屋根

緊急度 症状 状態
危険度 雨漏りが発生している
  • 屋根としての機能が欠如している
危険度 屋根材にひび割れが発生している
  • 瓦やコロニアルなど、屋根材の耐用年数が切れている
  • 防水機能が低下している
危険度 コケやカビなどの汚れがある
  • 防水機能や塗料の機能が低下している
危険度 色あせが目立つ
  • 防水機能や塗料の機能が低下している
危険度 屋根材が膨張している
反っている
  • 屋根材が雨水を吸い込んでいる
  • 乾燥と膨張を繰り返すと反ってヒビにつながる
危険度 金属部分に腐食が見られる
  • 屋根材の防水機能や塗料の機能が低下しているため、金属が劣化している

外壁塗装と屋根塗装の耐用年数

外壁・屋根塗料

種類 耐用年数
アクリル系塗料 4〜7年
ウレタン系塗料 6〜10年
シリコン系塗料 8〜15年
フッ素系塗料 15〜20年

アクリル系塗料は耐用年数が短く、コスパはよくありません。工事費用が抑えられるのはウレタン系塗料、耐用年数と価格のバランスがよいのはシリコン系塗料、耐用年数が長く塗り替えの回数が減ることでコスパが優れているのはフッ素系塗料です。

外壁材

種類 耐用年数
サイディング 40年
モルタル 30年
タイル 40年
ALCパネル 60年

一昔前は塗り壁のモルタルが主流でしたが、現在の主流は耐用年数が長いサイディングで、外壁材のシェア約7割を占めています。サイディングは窯業系、金属系、木質系、樹脂系があり、特徴や性能に違いがあります。

屋根材

種類 耐用年数
スレート系(カラーベスト・コロニアル) 7〜8年
セメント系瓦 10〜15年
粘土系瓦 20〜30年
金属系(ガリバリウム鋼板) 20〜30年

スレート系は費用が安く済むため、現在多くの住宅で使われていますが、耐用年数が短く劣化が進んだ状態で塗装工事を行うと高額な費用がかかります。

同時にやるとお得!【その1】ベランダ・バルコニーの防水塗装

同時にやるとお得!【その1】ベランダ・バルコニーの防水塗装

外壁塗装と屋根塗装は別々に工事を行うより、同時に行った方が費用も時間も節約できます。同様に、外壁+屋根の塗装と一緒に行うことでお得になるリフォームの組み合わせがあり、その一つがベランダ・バルコニーの防水塗装です。

ベランダ・バルコニーや屋上などは雨が吹き込み、常に紫外線にさらされています。また傾斜が少なく、吹き込んだ雨が逃げにくいため、水が溜まりやすい構造をしている場所でもあります。

次のような症状は、注意が必要な劣化のサインです。見逃さないようにチェックしてください。

  • 床面にヒビ割れや剥がれている箇所がある
  • 床面に色が変わっている部分がある
  • 床面にカビやコケが生えている
  • 水たまりができやすい箇所がある
  • 手すりにサビが出てきている
  • ベランダ下などが雨漏りする

ベランダ・バルコニー、屋上の工事は足場の設置が必要ないため、単独でも施工はできますが、外壁や屋根とセットで行うと次のようなメリットがあります。

  • メンテナンスのタイミングを合わせることで、劣化の進行を抑えられる
  • 外壁や屋根の塗替え作業で空きがでたときや天候で作業がストップしているときに、ベランダやバルコニーの作業を行うことができる
  • 保証期間が外壁や屋根と揃うので、どこかに不具合が生じた場合に別の箇所も点検してもらうことができる

同時にやるとお得!【その2】太陽光パネル設置

同時にやるとお得?太陽光パネル設置

太陽光パネルの設置も、外壁塗装と同時に行うとお得になるリフォームの組み合わせです。2011年の東日本大震災に伴う原発事故以降、エネルギーに関する意識が高まって、自宅に太陽光パネルの設置を考える人も増えているのではないでしょうか。太陽光パネルの設置にも足場が必要になりますので、外壁塗装や屋根塗装と一緒に済ませてしまうと、足場を組むのが1回で済みます。

また、浴室やキッチンのリフォーム、雨戸からシャッターへの変更、窓の位置の変更など、室内リフォームに外壁の工事が必要になることもあります。こうした場合に外壁塗装を一緒にやってしまうというのも、費用節約のためにはいいアイディアです。

外壁塗装だけでなくその他のリフォームも手がけている業者なら、そうしたいろいろのタイミングについて相談にのってくれ、長期的な計画を立ててくれるでしょう。

同時にやるとお得!【その3】アンテナの交換&撤去

同時にやるとお得!【その3】アンテナの交換&撤去

テレビ放送がアナログからデジタルに移行し、屋根についていたアンテナが不要になったご家庭は多いと思います。

新たに地デジアンテナを設置した住宅では、費用を抑えるために既存の古いアナログ放送用アンテナの支柱を利用して取り付けて、古いアンテナは残しているケースも多くみられます。また、ケーブルテレビやひかり回線を利用し、新たにアンテナを設置しない場合でも、古いアンテナがそのまま残っている住宅も少なくありません。

アンテナの撤去や交換工事は、急を要さなければわざわざお金をかけて工事をする人は少ないのが実情です。しかし使わないのに放置しておくのは危険です。

古いアンテナをそのままにしていると、次のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • アンテナが倒壊する
  • 台風などの強風で吹き飛ばされる
  • アンテナの支柱や取り付け金具、ネジ類が錆びて落下する

外壁や屋根の塗装工事では、高所での作業になるため足場を設置します。この足場を利用して撤去・交換すれば、コストを節約することができます。

次のようなケースに該当する方は、撤去や交換を検討しましょう。

撤去した方がよいケース

  • 使用できないアンテナ(VHFアンテナ)だけが残っている
  • 地デジアンテナやBS/CSアンテナを不要なアンテナ(VHFアンテナ)に付け足している

交換した方がよいケース

  • 支柱が錆びている
  • ブースターや分配器が故障している
  • 現在正しく放送が見られない
ケントリファイン

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