外壁塗装見積書費用について詳しく解説しています。
  1. 外壁塗装 埼玉 TOP
  2. 外壁の塗り替えをするべき時期や症状を徹底解説!放っておくとどうなるの?
  3. 外壁塗装の見積書の見方・各費用の相場を分かりやすく解説!

外壁塗装の見積書はここをチェック!
各費用の相場も知っておこう!

こんな見積書は問題外!

こんな見積書は問題外!

外壁塗装を依頼するために優良業者であるかどうかを見極めるには、見積書を適切にチェックする力を身につけなければなりません。初めて依頼する場合は特に、どこを見ればよいのかもよくわからないのではないでしょうか。まず1つ大きなポイントとして、足場代や外壁塗装、諸経費などがすべて「一式」としてまとめて書かれているものは問題外ということを覚えておきましょう。

こちらでは、見積書に書かれているべき内容とその金額の相場を以下にお知らせいたします。以下のポイントを押さえておけば見積書を正しく見ることができ、ひいてはその業者の良し悪しも判断することができるようになります。

見積書の見方①塗装以外の工事

見積書の見方①塗装以外の工事

見積書に書かれている主な塗装以外の工事には、以下のようなものがあります。それぞれの簡単な内容と価格相場についてご紹介します。

項目
内容
価格相場
仮設足場
高い場所で作業するための足場を設営する工事。単管足場、ピケ足場など。
600〜800円/m²
飛散防止ネット
高圧洗浄や塗料が周囲に飛び散らないようにするため、ネットで囲う作業。
100〜150円/m²
高圧洗浄
塗装を行う箇所の汚れを洗い流す作業で、高圧洗浄機を使って行う。
100〜300円/m²
下地調整
クラック処理
適切に塗装を行うためにクラックを埋める、劣化した塗膜を剥がすなどの作業。
2万〜3万円
シーリング工事
サイディング(外壁材の一部)の目地部分にシーリングを注入する作業。
  • 打ち増し:約600円/m
  • 打ち替え:約1,000円/m

上記でご紹介したのは見積書に書かれている項目のほんの一部です。まずは上記のような項目について、1つ1つ個別に明記されているかどうかと、それぞれの価格帯をチェックしてみてください。

見積書の見方②塗装箇所

見積書の見方②塗装箇所

では次に塗装箇所に関する記載事項についてです。塗装する部分は外壁や屋根以外にも付帯部分がたくさんあり、それぞれに別途費用がかかります。外壁や屋根については「下塗り」「中塗り・上塗り」といった形で書かれており、そちらについては塗料の種類も含めて次項でご紹介します。ここでは、付帯部分に関する表記についてご紹介します。

項目
内容
価格相場
軒天
屋根の裏側で外壁部分から外側に向かって出ている部分のこと。
1,200~1,500円/m²
雨樋
鼻隠し側にある、雨水を排水する部分のこと。
550~3,500円/m
破風板
屋根の先端にある部分が「破風」で、それを隠すための板のこと。
650~800円/m
雨戸
防犯のために窓の外側に設置されている板部分のこと。
2,000~3,000円/枚
水切り
窓の下と外壁の境目にある部分。
400〜800円/m
笠木
外壁の上の断面や塀の上の断面にある部分のこと。
400~800円/m²
霧除け
窓や玄関上部の小さな屋根。「庇」とも言う。
小さいもので1か所1,500円前後、大きいもので1か所2,500円前後
※2022年12月時点の相場を調査

これらの付帯部分はそれぞれ家の構造によって形や大きさが異なり、それによって価格も変わります。それぞれが見積書に個別に明記されているかどうか、価格も含めてよくチェックしてみてください。

外壁塗装の見積書、チェックポイントまとめ!

外壁塗装の見積書は、以下の部分を重点的にチェックしましょう。見積書を取る前の段階で確認しておいた方がいいポイントもあるので、そちらも要チェックです。

最後にチェックポイントの一覧表を掲載しています。

見積もり前の確認事項

見積もりの為の診断書を書面でもらったか
現場調査の結果が書かれた診断書を書面で提出してくれる業者を選びましょう。
外壁塗装は塗る面積によって塗料の量が変わるため、費用が変動します。診断書があれば、見積もりを受け取った時に塗布面積や、適正な塗料の量になっているかが確認できます。
複数社に診断・見積もりを依頼したか
同一条件のもとに、最低でも3社から見積もりをとりましょう。これによって見積書を比較でき、費用だけでなく工事内容の違いも確認できます。
工事内容が「一式」と書かれていて詳細を確認できない場合、どんなに対応がよくても金額が安くても依頼しないようにしましょう。
外壁塗装が始まってから、「ここの塗装は見積もりに入っていません」というようなトラブルが起きるリスクがあります。

見積書のチェックポイント

塗装面積
現場調査の診断書と見積書を元に、塗装面積が正しく計算されているか確認しましょう。
実際には業者によって面積の計算方法が異なるため、すべて同じ面積にはなりません。
しかし、複数社から見積もりをとっていれば、それぞれを比較して不必要に大きな(もしくは小さな)面積で計算しているところがないかどうか確認できます。
なお、面積の単位は「m²」で出してもらいましょう。「坪数」で表記している業者がいるかもしれませんが、「坪数」は床面積であり、塗装面積ではないからです。
塗装面積の計算方法については、次項で解説しています。
塗装する場所
見積もりを比較した時に、A社には書いてあるがB社には書いていない場所があった場合は、B社に塗装場所の確認を取りましょう。
複数の見積もりを比較することで、「必要な場所が見積書に入っていなかった」というトラブルを防げます。
塗料のメーカー・商品名、使用缶数
塗料によって、耐用年数や費用、使用缶数は異なります。見積書にきちんと詳細が記載されている業者を選びましょう。
次回の塗り替えのタイミングを合わせるために、できるだけ同じ耐用年数のものを使用することをおすすめします。
塗り回数
外壁塗装は3回塗りが基本です。
「下塗り・中塗り・上塗り各1回」や「下塗り1回・上塗り2回」などと書かれることがありますが、全部で3回塗装されていればOKです。

見積書チェックポイント一覧表

上記のチェックポイントを含め、見積書のチェックすべきポイントをまとめた一覧表を作成しました。

すべての項目をしっかりチェックしましょう。

外壁塗装業者選定の際に、ぜひご利用ください。

事前チェック

見積書チェックポイント

最後の「見積書に印鑑」ですが、決して押印してはいけません。

そのまま契約になる場合があります。見積書には印鑑は不要、と覚えておきましょう。

3階建ての外壁塗装、費用はどのくらい?

外壁塗装の見積金額に関する情報は世の中にたくさんありますが、実はその多くが2階建ての一戸建てのものです。

しかし、都市部など人口の多い地域では、狭小な土地に3階建ての一戸建ても増えています。

3階建ての一戸建ての外壁を塗装する場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。

一般的に、3階建ての外壁塗装の相場は70万〜140万円と言われています。

もちろん、塗料の種類や家の作り、下地処理の内容によって、この相場より高くなることもあります。

基本的に、外壁塗装には以下の費用がかかります。

  • 足場代
  • 高圧洗浄代
  • 下地処理代
  • 養生代
  • 塗料代
  • 作業代
  • シーリング代 その他

例えば足場代だけ見た場合、3階建ての方が2階建てよりも高さがあり、より頑丈に組み立てる必要があるため、2階建てよりも割高になります。

しかし、全体の費用で考えた場合は必ずしも「平屋の3倍」「2階建ての1.5倍」とはなりません。

なぜなら、外壁塗装の費用は「塗装面積(m²)」で決まるからです。

塗装面積の計算方法
外壁全体の塗装面積=家の外周×高さ

3階建ては2階建てに比べて土地が狭いことが多く、塗装面積で比較した場合、2階建てと3階建てではほとんど同じくらいになることが多いのです。

例えば、40坪の2階建てと30坪の3階建てで計算すると、以下のようになります。

  • 40坪の2階建て:家の外周32m(1辺8m)×高さ6m=192m²
  • 30坪の3階建て:家の外周22m(1辺5.5m)×高さ9m=198m²

3階建ての外壁塗装は、「2階建てよりも多少費用がかかるが1.5倍になるようなことはない」と考えておきましょう。

なお、「当社なら2階建てと同料金で施工できます!」のような大幅な値引きを行う業者には注意が必要です。

塗料を薄めたり、手抜き工事をされたりするリスクがあります。

また、3階建ては屋上やルーフバルコニーを設置しているケースも多いため、防水工事などは同時に行いましょう。

足場代を節約できて、経費削減になります。

高くても削ってはいけない作業内容を知っておこう!

外壁塗装はまとまった費用がかかるため、少しでも節約したいと考える人は多いと思います。

しかし、外壁塗装の工程には「多少割高でも削ってはいけない作業内容」があります。

なんでもかんでも削ってしまうと、外壁塗装の品質が落ちてしまい、本来の耐用年数よりも短いスパンで塗り直すことになりかねません。

以下の内容については無理やり削ることのないようご注意ください。

①塗装回数
外壁塗装では、塗料によって違いはあるものの「下塗り・中塗り・上塗り」という「3回塗り」が基本です。
決められた回数よりも少なかったり多かったりすると、塗料の耐久性が落ちたり剥がれやすくなったりしてしまいます。
②養生にかかる費用
これを削ると、本来養生されるべき場所が養生されず、窓やドアなど塗装しない部分に塗料が付いたり、近隣に塗料が飛び散ったりする可能性があります。
③付帯部の塗装
外壁塗装の際には、高い位置にある雨樋や破風版などの付帯物も塗装と同時に補修やメンテナンスを行います。これを省くと、付帯部が劣化した時に修繕だけの為に足場を組まなければいけなくなります。
④塗料代
安い塗料は耐用年数が短いことが多く、短期間に何度も塗り直しが必要になります。機能性の高さなどによって塗料代は差がありますが、多少割高だと思っても耐用年数の長い、きちんとした塗料を使用しましょう。長い目で見ると、安い塗料を使用した時よりも塗装回数が少なく済み、足場の設置費用などトータルコストが抑えられます。
ケントリファイン

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