外壁塗装クレームについて詳しく解説しています。
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  3. 外壁塗装、クレームって言っていいの?施工後の不満の伝え方

外壁塗装後のクレームは、こう伝えればトラブルになりにくい!

外壁塗装は2週間と短い期間の工事ですが、大きな金額が出ていくため小さなことでも気になる方は多いと思います。

ここでは、外壁塗装後にでるクレームの原因と対処法や、伝えてはいけないクレームについて紹介します。

クレームがある場合の伝え方や、トラブルを防ぐために施主ができること、どうしてもトラブルになってしまった場合の連絡先についてもまとめました。

外壁塗装の施工後にでるクレームとは

外壁塗装の施工後にでるクレームとは

外壁塗装工事は、実は「クレームが多い」と言われています。

費用が高額になるため小さなことが気になり、クレームに繋がりやすいのです。

ここでは、外壁塗装施工後に出る可能性のあるクレームについて、原因と対処法を紹介します。

外壁の色がイメージと違う

原因
外壁の色がイメージしていたものと違う場合、原因は2つ考えられます。 原因①小さな色見本だけをみて、大きな面での色の見え方などをしっかり確認しなかった
原因②塗装業者が指定した色と異なる色の塗料を使用している
対処法
原因①の場合、打ち合わせで施主が色を決定しているため、業者が無料で塗り替えてくれることはありません。工程の段階によって追加料金を支払って色を塗り重ねることができることもありますが、塗料によっては重ね塗りができないものもあります。
これを防ぐためには、外壁の色の見え方について施主自身も調べ、納得できるまで打ち合わせを行いましょう。
原因②の場合、気付いた段階で作業を中止させ、すぐに業者に確認しましょう。

色の見え方について、詳しくはこちらをご覧ください。

外壁塗装、イメージしたカラーと違う?!知っておきたい「面積効果」と「同時対比」

塗り忘れを見つけた

原因
塗り忘れや塗り残しは、単純に施工ミスのことが多いです。
対処法
見つけた段階で施工中でも指摘します。また、足場を撤去してからでは高所の塗り残しは対処できないため、足場を撤去する前に塗り忘れがないかしっかりチェックを行いましょう。

塗りムラがあった

原因
見てすぐにわかるほど明らかな塗装のムラは、「下地処理がきちんと行われていない」「下塗り材の間違い」など施工方法の不備や、職人の技術不足によることが多いです。
対処法
気付いた段階で施工中でも指摘します。ただし、塗りムラは家全体を覆う養生が取れ、太陽光が外壁にあたって初めて気付くことが多いため、養生を外した状態かつ足場が解体される前にしっかり確認しましょう。

短期間で塗膜が剥がれてきた

原因
施工後1年以内に塗膜が剥がれてきた場合、高圧洗浄が不十分であったり、塗料が完全に乾く前に次の塗料を塗っていたりなど、業者の手抜き工事や施工不良が疑われます。
対処法
塗膜が剥がれてしまうと防水性など塗料本来の機能を発揮できず、外壁の劣化を早めてしまいます。
また、美観も損ねてしまうため、業者へ連絡して補修について相談しましょう。

短期間で色が褪せてきた

原因
施工後1年も経っていないのに色が褪せてきた場合、三度塗りの際に塗った塗料が乾燥する前に次の塗料を塗ったなど、業者の施工不良が考えられます。
対処法
放っておくと、劣化のサインである「チョーキング」が起きるようになります。
業者へ連絡して補修してもらいましょう。施工不良の場合は業者が無料で補修してくれることがあります。

短期間で塗膜にヒビが入った

原因
施工後1年以内に塗膜にヒビが入った場合、塗料の乾燥時間を守らずに次の塗料を塗り重ねているなど業者が手抜き工事を行った可能性があります。
対処法
放置しておくとヒビが大きくなったり、雨や湿気が侵入したりして雨漏りの原因になるなど劣化が進むため、業者に補修を依頼しましょう。
なお、塗装後数年経過後に生じるヒビは、経年劣化によるものであることがほとんどです。

塗膜の表面に小さな気泡が発生した

原因
塗装後、数日で外壁表面に小さな気泡(ポツポツとした穴)ができている場合、下地処理不足や塗料の希釈配合ミス、乾燥時間不足などの可能性が高く、いずれも施工不良にあたります。
対処法
1、2か所であれば問題ありませんが、数多くの気泡がある場合は業者へ連絡し、補修してもらいましょう。
そのままにしておくと気泡から雨水や湿気が侵入し、外壁材の劣化が早く進んでしまうことがあります。

鉄部にサビが出てきた

原因
鉄部に塗装した後すぐにサビが出てきた場合、下地処理不足やサビ止め塗料を使わなかったなどの施工不良である可能性が高いです。
対処法
放置しておくと鉄部の腐食が進行するだけでなく、鉄部ではない場所にまで「もらいサビ」としてサビが付着してしまうことがあるため、業者に補修を依頼しましょう。

伝えてはいけない不満もある!?

伝えてはいけない不満もある!?

外壁塗装終了後に不満が出てきたとしても、なんでも伝えていいわけではありません。

以下のようなクレームは控えましょう。

「色がイメージと違う」という理由で塗り直しを要求する
「契約時と異なる塗料を使っている」など明らかな業者のミスの場合はすぐに伝えた方がいいです。
しかし、「思っていた感じと違う」「もっと落ち着いた印象になるはずだった」など、主観で「イメージと違う」という不満を感じた場合、それを理由に業者に塗り直しを指示しないようにしましょう。
これは「契約時に納得するまでしっかりと色を検討しなかった施主の責任」ともいえるからです。
軽微な不手際を理由に多額の割引を要求する
優良業者であれば細心の注意をはらって作業してくれますが、それでもちょっとした不手際が起きることはあります。
それを理由に値引き交渉をするのはやめましょう。
適正な価格での作業ができなくなり、その後の手抜き工事などにつながるリスクがあります。
「ついでに」と無料で追加作業を要求する
「ちょっとした作業を依頼したら、無料でやってくれた」ということがあります。
だからと言って、「ついでにこれもお願い」など無料で作業を追加依頼することは避けましょう。
工期に間に合わなくなったり、業者との関係が悪化したりしてしまい、手抜き工事が発生することがあります。

クレームの伝え方

クレームを伝える時には、感情的にならないよう書面やメールで行いましょう。

以下のような内容を落ち着いた文章で伝えることで、施主と業者がお互いに歩み寄り、最善の対処を行うことができます。

また、「言った言わない」によるトラブルも避けられます。

  • クレームとして伝えたい内容(現状)
  • クレームとして伝えたい内容を確認した日時や状況
  • 施主の気持ちとどうしてほしいかの要望

トラブルを防ぐために、施主ができること

外壁塗装時のトラブルを防ぐために、施主側にもできることがあります。

外壁塗装の基本的な知識を身に付ける
業者や金額、塗料、塗装工事について、当サイトで紹介しているような基礎知識を身に付けると「知識不足によるトラブル」を避けられます。
優良業者を選ぶ
地域に根差した地元密着型優良業者を選びましょう。
地元で長く営業を続けられるということは、それだけクレームが少ない証でもあります。
業者と気軽にコミュニケーションを取れる状態にしておく
何か気付いた点があった時にすぐに伝えられるような関係性を築ける業者に依頼しましょう。
小さな疑問や不満を気軽に伝えられる関係であれば、「クレーム」までいかずに「指摘」で済み、深刻なトラブルに発展する前に対処してもらえます。

それでも不満が出てしまったら、ここに相談

それでも不満が出てしまったら、ここに相談

消費生活センター/☎ 188(消費者ホットライン)
消費者庁が設置している全国統一ダイヤル。
既に起きてしまったトラブルの対応策を助言・あっせんしている身近な相談窓口を紹介してもらえます。
国民生活センター/☎ 03-3446-1623(消費者ホットライン平日バックアップ相談)
消費生活センターとほぼ同じ機能を持つ総務省所管の独立行政法人。
消費生活センターに電話がつながらない時は、こちらへ電話してみましょう。
住宅リフォーム・紛争処理支援センター/☎ 0570-016-100(住まいるダイヤル)
住まいに関するトラブルに専門家が対応してくれる国土交通大臣指定の相談窓口。
一級建築士が相談に応じてくれるため、専門的なトラブルに対する相談もできます。
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