外壁塗装でよくあるお悩みランキング
外壁塗装を行うときによくあるお悩みについて、解決策をランキングにしてまとめました。
第1位:業者の選び方がわからない
業者選びは、
情報収集→良さそうな業者を複数ピックアップ→施工業者を決定
という流れで行いましょう。
情報収集
良さそうな業者を複数ピックアップ
- 複数の業者から見積もりを取って比べる
- 見積内容が詳細に記載されているか細かくチェックする
- 工期や工事中の制限など疑問や希望、相談を丁寧に聞き取ってくれるかをチェックする
- 工事後のフォロー体制も確認する
また大手と地元業者で迷う方もいると思います。
大手の良さは実績の多さや提案力の高さです。価格が高くてもこうした安心感を求めている方は大手がおすすめです。
一方地元業者は、自社職人による施工で価格が抑えられているというメリットがあります。
広告や宣伝費をかけていない分、知名度としては大手に劣りますが、工事の質を保ったまま価格を抑えられるのは魅力だと思います。
どちらがいいというわけではなくそれぞれメリットデメリットがあるので、何を重視するのかをよく考えて選びましょう。
業者の選び方について、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁塗装の優良業者の見極め方!大手のメリットデメリットも解説します
第2位:予算がない
「予算がないから」と外壁塗装を先延ばしにしていると建物自体が危険な状態になりかねません。そうなると、結果的に大規模なリフォーム工事で高いお金を支払う可能性があります。
予算がないと諦める前に次の方法が取れるかチェックしてみましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 適正な価格範囲内でできる限り安い業者を見つけるためには、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は大変有効な手段です。
- ローンを利用する
- 金利分を多く支払うことになりますが、塗装工事を先延ばしして高いリフォーム代がかかったら後悔先に立たずです。ローンの利用も検討してみましょう。
- 助成金や補助金を利用する
- 自治体によっては、外壁や屋根の塗装に対する助成金や補助金が設けられている場合があります。該当するか確認してみましょう。
- 火災保険の適用を検討する
- 台風などの自然災害で外壁が損傷しているケースでは、火災保険が適用できる可能性があります。
外壁塗装のお金がないときの対処法について、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁塗装のお金がないときはどうする?対処法4つをご紹介
第3位:塗料はどれがいいの?
外壁塗装の塗料にはいくつもの種類があり、「どの塗料を選べばいいのか」「業者が決めた塗料でいいのか」悩む人は多いと思います。
塗料は以下のように特徴が異なります。
- 一般的によく選ばれている「シリコン系塗料」
- 価格を抑えられる「アクリル系塗料」「ウレタン系塗料」
- 耐久性が高い「フッ素系塗料」
- 汚れがつきにくい「光触媒系塗料」
性能によって価格も大きく異なりますが、高いから良い塗料、安いから良くない塗料、ということではなく、何を重視するかで選ぶ塗料は変わります。
そのほかにも塗料には水性と油性があり、その特徴も異なります。
塗料の選び方について、詳しくはこちらをご覧ください。
初めてでもすぐわかる!外壁塗装の塗料の種類・グレード・選び方
お住まいの環境や外壁の材質なども含めると塗料選びには専門的な知識も必要です。
希望の塗料が建物の外壁に適しているか、丁寧に説明してくれる業者に相談してみましょう。
第4位:色選びが難しい
外壁塗装はその後10年前後に渡って毎日目にする色となるとともに、その色を簡単に変えることはできなくなります。
大きくイメージチェンジしたい人もいるかもしれませんが、外壁の塗り替えは、周囲の景観との兼ね合いも考えて慎重に選びましょう。
何色を選べばいいのか、選び方として押さえるべきおすすめのポイント
ポイント①汚れの目立ちにくさ
ポイント②周囲との調和
- ポイント①汚れの目立ちにくさ
- 外壁の汚れは砂や土埃、カビ、藻などの原因によって汚れの色が異なります。
建物の環境でつきやすい汚れを突き止めて、その汚れが目立ちにくい色を選ぶのもおすすめです。
- ポイント②周囲との調和
- 外壁で人気の色もありますが、人気の色や好きな色だけで選ぶと周囲の景観から浮いてしまう可能性もあるので注意しましょう。
明るい色が多い住宅地で黒の外壁、落ち着いた色の多い中で原色系の外壁、など
黒や原色系は汚れが目立ちやすく、原色系は色褪せも目立ちます。
外壁塗装の色の選び方について、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁や屋根の色は、汚れが目立たない色がおすすめです!
第5位:外壁塗装をするタイミング
外壁塗装の塗り替えは、一般的に新築から10年、長くても15年までにはやるべきだと言われています。
ただし、これはあくまでも一般的な目安です。そこまで年数が経っていなくても気になる徴候があると心配になりますよね。
外壁塗り替えのサイン
変色、触ると白い粉がつく、ひび割れ、鉄部のサビ、膨らみ、剥がれ、目地やサッシ周りの劣化など
2回目以降の塗り替えで確認・注意すること
- 塗り替えのタイミングは使われている外壁材や新築時に使用した塗料によっても異なる
- 建物の経年劣化で補修箇所が増えると外壁塗装の費用も高くなる
- 耐用年数を延ばせる高機能塗料はどんな外壁でも使えるわけではないので業者に確認する
- 外壁の劣化が激しいと「塗り替え」ではなく、「張り替え」の方がいい場合もある
外壁塗装に適した気候は?
絶対に行ってはならない季節はありませんが、塗り替えに合った適切な気候で行うのがいいでしょう。
外壁塗装をするタイミングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁の塗り替え、いつすればいい?目安の時期や症状を解説!放っておくとどうなる?
第6位:屋根と外壁塗装を同時にやるべきか
屋根と外壁塗装は同時に行うことをおすすめします。実際、外壁塗装と同時に屋根の塗装を行う人は多く、理由は下記3点です。
- 費用の節約になる
- 塗装のバランスが保たれる
- 全体的な美観を取り戻せる
外壁と屋根の塗装を同時に行うと足場代が節約でき、別々に行うよりも全体的な費用を抑えられます。
さらに、外壁も屋根も新品同様になるため塗装のバランスが取れ、全体的に美しい仕上がりになります。
また、塗料の違いや選ぶべき塗料、塗装以外に同時に行った方がいい内容など、業者との相談・打ち合わせをまとめて済ませられます。
なお、同時に行うからといって同じ塗料を使用するわけではありません。
屋根は外壁に比べ紫外線の影響を強く受けるため、劣化が早くなります。そのため、屋根塗装に使用する塗料は耐久性の高いものを選びましょう。
屋根と外壁塗装を同時にやるべきかどうかについて、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁塗装と屋根塗装は同時にやったほうがいい!その理由とは?
第7位:近所への挨拶はどこまですべき?
外壁塗装を行う時は、足場の設置・撤去で発生する騒音や搬入・搬出によるトラックの出入り、塗料のニオイなどがあるため、近隣の方へ挨拶に行く必要があります。
優良業者であれば、業者が近隣へ挨拶と説明のために訪問したり、挨拶状を郵便ポストに投函したりしてくれます。
施主である本人も、近隣の方とは塗装後も長い付き合いになることが多いため、必ず挨拶を行いましょう。
基本的に、一戸建ての場合は「向こう三軒両隣」へ挨拶をします。「向こう三軒両隣」とは、自宅の両隣と道路を挟んだ向かい側の3軒を指します。
しかし、外壁塗装の場合は大きな音やニオイが発生するため、裏三軒も挨拶しておくとより丁寧ですね。
挨拶の際には、以下のような情報を事前に説明しておきます。
- 工事期間について(休日の工事の有無も)
- 工事が行われる時間帯について
- ご近所にも養生をする可能性があることについて
これにより、近隣の方は騒音やニオイ、養生などがいつからいつまでの間に発生する可能性があるのか事前に把握でき、対処できます。
できれば業者が挨拶を行うより前に、相手が気を使わない程度の粗品を持参して訪問するのが好ましいです。
下記ページでは近所への挨拶方法や職人さんへの差し入れの要不要なども解説しています。
近所への挨拶はどこまですべきかどうかについて、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁塗装工事の挨拶、差し入れ、お礼はどうする?
第8位:業者との接し方。差し入れは必要?
外壁塗装は短期間ではありますがとても大変な工事です。
そのため、「職人さんに差し入れをした方がいいのではないか」と悩む方は多いですね。
結論としては、差し入れは特にしなくても問題ありません。
しかし、実際には差し入れを行っている人が多いです。
差し入れの有無によって工事品質が変わることはなく、物によってはかえって作業の邪魔をしてしまうこともあります。
「そうは言っても、なにも出さないのはちょっと…」という方は、職人さんが手に取りやすいものを選びましょう。
- 差し入れで喜ばれるもの
-
- 缶コーヒー
- ペットボトルのお茶や水
- スポーツドリンク
- 栄養ドリンク
- 個包装された煎餅やクッキー
- 使い捨てマスク
- 軍手 など
なお、工事完了後に現場監督や職人さんに渡す「お礼」では、小分けできる菓子折りや商品券なども喜ばれます。
逆に、生ものや手作りのもの、現金は避けましょう。
また、業者によっては差し入れ禁止を明言していることもあります。
業者への差し入れについて、詳しくはこちらをご覧ください。
外壁塗装工事の挨拶、差し入れ、お礼はどうする?
第9位:妊婦や子ども、ペットへの影響が心配
外壁塗装時は日常とは異なる環境になるため、妊婦さんや小さな子供、ペットがいる方は「なにか影響があるのではないか」と不安になる方が多いと思います。
妊婦さんや赤ちゃん、小さな子供がいる場合、以下の対策を行いましょう。
- 施工業者に妊婦(赤ちゃん・子ども・ペットなど)がいることを伝えておく
- 工事期間中は別の場所で過ごす
- 水性塗料で塗装をお願いする
- マスクを着用する
- 洗濯物を外に干さない
アレルギーや喘息持ちの方がいる場合、安全な塗料を使うことでもリスクを軽減できます。
また、一戸建てでペットを飼っている方は飼育環境の屋内・屋外を問わず、外壁塗装時には以下のような可能性があります。
- 作業員など知らない人の出入りが強いストレスになる
- 設置・解体音などの大きな音が強いストレスになる
- 足場を遊び場にしてしまうと危険
- 塗料に触れてしまう
- 車の出入りで思わぬ事故にあうことも
ケージや小屋の場所を変えたり、屋外に出さないようにしたり、作業中の場所に近寄らせないようにしたりするなどの対策を行いましょう。
妊婦や子ども、ペットへの影響について、詳しくはこちらをご覧ください。
妊婦さんがいる家で外壁塗装はOK?ペットは?喘息持ちの子供は大丈夫?
外壁塗装業者のホームページでチェックすべきこと
当ランキングに登場している業者はもちろん、昨今は多くの外壁塗装業者が自社ホームページを持っています。
ホームページに掲載されている情報で、優良な外壁塗装業者かどうかをある程度判別できます。
外壁塗装を検討している方は、以下の5つのポイントに注意して業者のホームページを確認してみてください。
- ①施工実績や施工事例が写真で掲載されているか
- 施工実績や事例は、ビフォー&アフターの写真が掲載されていることが重要です。実績が多いということは、経験が豊富ということでもあります。
また、その施工事例が自分の好みに合っているかもしっかり確認しましょう。
- ②代表やスタッフの顔のわかる画像が掲載されているか
- 顔がわかると都合の悪い悪徳業者の場合、どんなに豪華なホームページであっても顔がわかるものは掲載していません。業者代表の顔写真はもちろん、できれば職人さんの顔がわかる画像も掲載されていると安心です。
- ③代表のプロフィールが掲載されているか
- 名前や生年月日、外壁塗装に関わることになったきっかけや経歴など、業者の代表に関するプロフィールがしっかり掲載されているか確認しましょう。
外壁塗装は特に資格などがなくても開業できるため、経歴や外壁塗装に対する思いなどがきちんとわかる業者を選ぶことをおすすめします。
- ④外壁塗装に対するこだわりがあるか
- 「下地処理を徹底して行っている」「4回塗りを行っている」「外国語にも対応可能」など、仕事に情熱とプライドのある業者であれば「自社のこだわり」は必ずあります。「どこよりも安くします!」のような低価格を謳うのではなく、塗装工事に関するこだわりがある業者を選びましょう。
- ⑤保証に付いて明記されているか
- 塗装の剥がれなど外壁塗装の不具合は数年後にわかることが多いため、しっかりと保証が付いていて、それが明記されている業者であれば安心です。
その他、ホームページに記載されている住所に本当に会社があるか確認することもおすすめです。
悪徳業者の場合、書かれた住所に事務所がないケースもあるため、オンラインマップなどで調べてみましょう。